
y0098『南米日系移民の軌跡』¥1000(税込¥1050)吉田忠雄 人間の科学叢書G 人間の科学社 頁数307 2006年初 B 定価¥1800
在庫1冊
戦前の日本の移民は、国威発揚と外貨獲得のために行われたという。外務省も日本人移民に帝国臣民であることを協調し、彼らを「鵜飼の鵜」とみなしていた。当の日本人移民たちもその主たる目的は出稼ぎであり、いずれ帰国して故郷に錦を飾ることを夢見ていたという。そのような戦前日本の移民のメカニズムを、アメリカ、カナダ、南米における日系移民の軌跡を追うことで解き明かそうとする本です。表紙カバーに若干のいたみがあります。
南米移民前史、奴隷に代わった移民、異国に生きた日本人、食文化の国際比較、南米の日系移民の記録、戦前のペルー日系移民の軌跡、マリア・ルース号事件、契約移民の許可、失望した移民たち、定着する日系人たち、日系移民の排斥、日米開戦と移民たちの運命、戦後のペルー日系移民の軌跡、日系社会の混乱、団結する日系人社会、戦前のブラジル日系移民の軌跡、外交官の錯誤、苦難の第一次移民、本格的な移民再開、ブラジル移民ブーム、悩む子供の教育、移民二分制限法、ブラジル北部の日系移民の軌跡、トメアス−入植地、苦闘する移民と奇跡、「高拓」グループの成功、ブラジルからの日系移民の回帰、信じがたい母国の敗戦、旧移民と新移民、アルゼンチン日系移民の軌跡、自由移民の国、過去の遺産で生きる、ボリビア・チリ・パラグアイの日系移民の軌跡、などなど。