
t0197『秩父事件 圧制ヲ変ジテ自由ノ世界ヲ』¥500(税込¥525)秩父事件研究顕彰協議会編 新日本出版社 頁数237 2004年再 定価¥1619
在庫1冊
1880年代、自由民権運動高まるも大日本帝国憲法もいまだ制定されていなかった時代、明治政府の進めるデフレ政策により農産物価格は大暴落していたという。埼玉県秩父地方の主要産品たる生糸の価格も好況時の半額にまで落ち込み、秩父の農民の暮らしは困窮をきわめた。明治政府の援助の得られぬ中、秩父の農民は生糸生産の運営資金を高利貸しに頼り、その結果状況はさらに泥沼化していった。そんな中、1884(明治17)年11月1日、秩父郡下吉田村椋神社に3000人をこえる農民が集結し、ここに困民党軍が蜂起した。この秩父事件へと迫っていく本です。
秩父事件とはどのような事件か、動き出す農民集団、秩父自由党による困民の組織化、武装蜂起への道、今民党蜂起、「暴徒」とされた困民党、異例ずくめの裁判、秩父の自然と風土、開港後の秩父と農民の成長、明治初年の諸改革と秩父、埼玉の自由民権運動、秩父における思想的動向、松方財政下の悲惨な農民生活、明治一四年の勅諭と支配体制の確立、要求四項目のゆくえ、事件後の秩父地方の農民生活、権力中枢への影響、などなど。