
k0243『アメリカの穀物輸出と穀物メジャーの成長』¥800(税込¥840)川茅野信行 中央大学出版部 頁数269 2002年初 B 定価¥2700
在庫1冊
世界の穀物市場における着実な需要増大により、現在穀物在庫は次第に減少しており、いま穀物輸出国には輸出制限へと踏み切ろうとする空気が流れ始めているという。穀物輸出入の担い手である穀物メジャー(大手穀物商社)にとって好ましい市場環境とは@穀物の生産高が高水準、A国内需要が旺盛、B輸出が好調、の3条件であるというが、実際にこの3条件が揃うことはまれであったという。そこで、実際に穀物メジャーがどのように事業を展開し発展していったのか、その成長の過程を経営史の視点と企業戦略の視点から再検討していこうとする本です。
遺伝子組み換え穀物の生産現場にて、アメリカの生産農家がいま考えていること、遺伝子組み換え穀物の利点、アメリカでも安全性の懸念を無視できず、遺伝子非組み換え種子の人気上昇、日本の消費者ニーズと商社の活動、アメリカの穀物商社の考え方、バイオテクノロジー企業の戦略、米国の穀物輸出政策、米国の禁輸措置、穀物武器論は誤り、欧州共同体の小麦余剰在庫、現物支給による米国の在庫処理、穀物の輸出規制を回避するアメリカ、中国がトウモロコシ輸出国から輸入国へ転換、悪天候に振り回されたアメリカの穀物生産、在庫払底の懸念から穀物相場は青天井の上昇へ、穀物輸出政策の変遷、穀物流通の覇権をめぐる穀物メジャーの攻防、カーギルとコンチネンタル・グレインの企業戦略、穀物メジャーの戦略、穀物メジャーの機能、穀物メジャーの諸類型、穀物相場と市場メカニズム、トウモロコシ相場未曾有の暴騰、自由市場と価格メカニズム、価格変動リスクと経営の安定、価格リスクを避けるためのヘッジング、最終確定単価を決めるためのプライシング、為替レートの重要性、21世紀の世界穀物市場、日本の食糧輸入はどうあるべきか、などなど。