
n0161『日本神話と古代国家』¥300(税込¥315)直木孝次郎 講談社学術文庫 頁数313 1996年再 B 定価¥900
在庫1冊
『記・紀』の編纂過程および明治以降の歴史教育の中で、日本神話はいかなる潤色を加えられることで古代国家における広範な民衆の支持を獲得し宗教性と呪術性を獲得していったのか、綿密な文献学的方法によって明らかにしていこうとする本です。
日本神話の歴史、『記・紀』成立の歴史、大和朝廷の成立、王朝の交代、日本神話の特色、ヤマトタケル伝説をめぐって、『古事記』の史実性−天皇系譜の例、『記・紀』神話・伝承の差異とその背景、日本「神話」における作為と変形、明治以降の「神話教育」、「記紀神話」の近代的変形、比較神話学からみた「記紀神話」−ヤマトタケルとモモソヒメはなぜ死んだか、建国神話の形成、神武天皇と古代国家、治定以前の神武天皇陵、「天皇陵」偽造の歴史、日本古代統一国家の形成−「建国記念日」問題を考えるために、多元的国家論の発展、神話と史実−津田の文献学的研究、津田左右吉の『神代史の研究』、日本古代史の研究と学問の自由−森鴎外・三宅米吉・津田左右吉中心に、などなど。