
y0085『多文化社会と表現の自由 すすむガイドライン作り』¥400(税込¥420)湯浅俊彦・武田春子編 明石書店 頁数326 1997年初 定価¥3200
在庫1冊
これまでの日本の差別的表現と表現の自由をめぐる議論は、マス・メディアによる「差別語」の言い換えや「禁句集」などのいわゆる「言葉狩り」問題へと矮小化され続けてきたという。そんな中にあって、差別の是正と表現の自由の拡大をいかに整合的に両立させていくための言語表現のガイドラインの理論的・社会的背景を探っていく本です。表紙カバーに若干のいたみがあります。
非差別言語のガイドライン(武田春子)、言語による差別の様々な形態、言語の非差別化における原則、言語と差別の関係、言語による現実の隠蔽と差別の再生産、男女平等社会への道すじ−東京都のガイドラインづくり(田中和子)、同性愛に関する表現の多様化と「差別」−『同性愛報道の手引き』その後(稲葉雅紀)、アメリカにおける言語変革の実践−メディア・タスク・フォースの場合から(れいのるず=秋葉かつえ)、日本におけるメディア・セクシズム批判の高まり(諸橋泰樹)、法規制とガイドライン−青少年条例との比較を通して(湯浅俊彦)、多文化主義と表現のガイドライン、「ちびくろサンボ」論争をめぐって、差別的制度を支える言語、資料・各種ガイドライン、などなど。