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人文古本リベロ・ブックス - 2008/01/20

 
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2008年01月20日(Sun)▲ページの先頭へ
品川宿

お江戸同好の大先輩方と、東海道第一の宿場である品川に遊びに行って参りました。「品川宿」、かつて愛車のデビル・フィッシュを失くしてしまった、僕にとっては因縁の土地です。JRの品川駅から少し南へ行った、京急の北品川駅辺りから旧東海道はスタートします。街道の幅は今もって昔のままです。徒歩新宿、北品川、南品川の三つのエリアが合わさって、「品川宿」という一つの宿場を形成しているとのことでした。特に最も北側の徒歩新宿は飯盛旅籠が集中し遊郭として隆盛したようで、「北の吉原、南の品川」と呼ばれるほどの存在だったそうです。客筋としては芝は増○寺のお坊さん方や薩○藩のお侍方が多かったそうです。僕の父は大学生時代に北品川に下宿していたそうなのですが、その頃はまだ遊郭の雰囲気も色濃く残っていたと話してくれたのを思い出しました。そんな遊郭の建物も、今は残っていないのはとても残念なことです。そういうイメージを払拭したかったのはわかりますけれども・・・。寄木神社では、幕末期の左官の名工・伊豆の長八の漆喰鏝絵を見ました。鏝絵の本物を観るのは初めてだったのですが、何と言うかもの凄まじい物ですね。


その後、青物横丁の御蕎麦屋さん『竹惣』さんで牡蠣揚げ蕎麦をいただきました。牡蠣揚げは大粒でぷりぷりしており、江戸風のからい出汁と相俟って、大変美味しゅうございました。他にも品川の穴子と浅蜊の入った「品川蕎麦」も大変美味しそうでございました。その後、所の古老の方の古い品川の話を拝聴させていただくなど、実にみっちりと充実した数時間でした。と言うよりも、しっかりと「品川宿」について予習していった上で丸一日くらいかけなければ盛りだくさん過ぎて消化不良を起こします。「品川宿」、その奥はとてつもなく深そうです。合掌。

ところで、しながわ観光協会のガイド・ボランティアの方がついて下さって色々と解説などしてくれたのですが、心底お勧めです。品川宿に行かれる方は是非に。合掌。


中天の月 四方の星


今夜も銭湯帰りの火照った身体で気持ちよく夜風を切り裂いていました。自宅近くの野原にさしかかったところ、月が、出ておりました。見まわすと星も。普段は天を見上げることはあまりありません。急ぐ時は「前を見ること」「周囲を見ること」が全ての基本です。目線はほぼ常に水平方向です。でも時には急ぐ脚を止めて空を見上げることも必要なのではないかと思いました。星も見えます。もうすっかり冬なんですね。東京は街の明かりが強すぎて、そして空気が澱み過ぎていて、星はあまり見えません。だからたまに地方の夜空などを見ると、全身の肌が粟立つほどその星空にとらえられてしまいます。今は一分一秒を争い続ける毎日ですが、どうも僕は完全に効率優先には徹しきれない人間のようです。いつか静かな海辺の町にお店を開き、海にうつる星の光を浴びながら本の頁を繰ろう。そんな生活を手に入れよう。野っ原に寝っ転びながら東京の星空を見上げて、しばしそんな妄想を逞しくしておりました。が、気がついたら身体がすっかり冷え切ってガタガタ震えているのに気がつきましたので、今しがた急いで帰宅いたしました。寒いです。身体はもちろん、心もふところも。でも大丈夫。這い上がっていきまっしょい!。合掌。


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